- レスリング女子 53kg 級、吉田は決勝で負けて号泣していたが、背負っていたものの大きさもさることながら、こういうとものすごく陳腐になってしまうけれど「敗北への恐怖」が膨れ上がっていたのではないかという気がした。昨年の世界選手権でマットソンに 2-1 とかでぎりぎり勝った時にもインタビューでぼろ泣きしてたんだよね。それは背負ったものというよりは（まあこう言ってはなんだけど世界選手権とはいえ五輪に比べれば世間の注目度はかなり低いわけで）ここまで積み重ねてきた連覇の記録が、近いうちに途切れることへの予感、それに対する単純な恐怖、みたいなものがあったのかなと思って。
- それで、ここで負けたことで、その恐怖から解き放たれてまたレスリングをできるのであれば、それは悪いことではないかなという気がする。なかなかそういう風にもいかないのだろうけど。
