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なくなるのか？お茶漬け -- 静岡県浜松市にある割烹弁いち


言われてみると、お茶漬けを食べる機会はすごく減った。居酒屋で締めに喰ったりすることは時々あるけど、家ではほとんど食べることがない。うちの子たちなんて生まれてから今に至るまで何回食べたかなというレベルだ。


おれは小さい頃食が細くて、特に白いご飯には苦戦するのが常だったから、お茶漬けはよく食べていた。いわゆる「お茶漬け海苔」を使うこともわりとよくあったけど、それよりもただお茶をかけて食べることが一番多かったように思う。緑茶でもほうじ茶でもおいしい。小さい頃はお茶を待ちきれないとお湯かけて喰ったりしてたけどお湯でも結構いけるし、夏だと水をかけちゃうという手もある。水漬けさらさらして旨いんだよ、まじで。母も小さい頃やってたって言ってたもん。


長じてからは夜食として時々食べていたと記憶している。夜小腹が空いたけど甘いものだとおさまりがつかないときってあるでしょ（みんなあるのか知らんが）。そういう時に、少し大きめの急須にいっぱいにお茶を淹れて、半分はご飯にかけて、もう半分は大きな湯呑みに注いで、お茶漬けをささっとかきこんでからゆっくりお茶を飲む、というのを定番にしていた。あれはえも言われない旨さだったな。