黄昏通信社跡地処分推進室

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邦題は「ギブ・ユー・アップ」

youtube で時々昔の洋楽聴いたりもするんだけど、そしたらサジェストされる動画にリック・アストリーの「Never Gonna Give You Up」が出てきた。うおー懐かしいと思いつつ見てみると再生数が 8.3 億。そういえばなんかネットミームになったんだっけ……と思って調べてみたらすぐに判明した。「リックロール」というのが 2007 年頃に流行ったらしい。いにしえの2ちゃんねるネタでいえば「バーボンハウス」的な奴で、4chan あたりの掲示板で話題に関連するリンクと偽って「Never Gonna Give You Up」の動画にリンクを張る、いわゆる釣りリンクが流行ったんだとか。だから、YouTube のその動画のトップコメントも「またおまえはだまされたわけだが(意訳)」になっている。
で、Wikipedia の日本語版「リックロール」の項目を見ると

今となっては時代遅れなダンスや楽曲が英語圏のインターネット利用者に衝撃を与え、
リックロール -- Wikipedia
てなことが書いてあるのだが、当時を知る者としてちょっとだけ違和感がなくもない。ひとことで言えば、リック・アストリーのダンスって当時見てもちょっと変だったのだ。ほとんど動かずにその場でなんとなく左右のステップをぬるぬるっと踏む、なんとも言えない動きと手の振り付けは、ティーンエイジャーだったおれから見てもいささか奇妙な感じだった。あと今見ると、PV そのものに全然金かけてなさそうなんだよな。実質デビューシングルだったらしいし、それが全米・全英でナンバーワンというのは偉業のひとことなんだけど、今見てもやっぱりちょっと変だなあと思う。
もちろん楽曲(特にアレンジ)は圧倒的に古臭くて、2007 年の人が聴いても「うわっ」ってなったのは間違いないと思うんだけど、リアルタイムでもあのダンスをかっこいいと思ってた人はあんまりいないんじゃないかなーという気はする。それでも曲自体はなかなかよい、とこれも今更ながらに思う。

参考:
リックロール(Rickroll)とは -- rickastley.info
個人でやってるリックアストリーのファンサイトみたい。ドメイン取ってるのがアツすぎる。