黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

124 年ぶり

ツイッターにも書いたのだけど、節分が 124 年ぶりだかに 02-02 になるということで、ネットではけっこう騒がれていた。02-03 以外の日になるというだけでも三十数年ぶりらしい。そりゃしかしそんなこともあるだろうという感じで、個人的にはそこまで騒ぐほどの話かなとも思うのだが、思ったよりみんな気にしてるなという感じだ。
おれがそこまで騒ぐことかと思ったのも、すでにこの話を知っていたからだ。
秋分の日が動き出す:国立天文台 暦計算室
リンク先を読んでもらえれば簡単にわかる話なのだが、大雑把に言えば地球の公転周期は 364.24 日ぐらい。だから一年 365 日で回していくと秋分点通過時刻は約6時間ずつ遅くなっていく。というわけで四年に一度うるう年をはさむ。と、四年単位ではだいたいちゃらになる……のだが、当然ぴったりにはならず、今度は四年で 45 分ずつぐらい秋分点通過時刻は早くなっていく。というわけで 400 年に三回うるう年を減らす。……みたいなことをずっと続けている。ここ三十数年は「毎年約6時間ずつ遅くなって四年に一度 24 時間早くなる」というのが同じ日付の中で起こっていたから、秋分の日の日付はずっと変わらなかったが、2012 年からは四年に一度 09-22 になり、そのうち 09-22 になる日の割合が増えていく。この辺の説明はリンク先のグラフを見るのが一番わかりやすいと思う。

で、これもツイッターで書いたんだけど、秋分の日という休日の日付が変わった時には特にそんなに騒いでなかったのに節分となるとみんなけっこう盛り上がるんだな、というのが意外だった。ただの平日なのにね。でもハッピーマンデー法以来休日の日付が変わること自体は珍しくなくなってしまったし(どの休日が変わってどの休日が変わらないかを意識している人は多くはあるまい)、一方で節分の存在感は年々増しているように思う。だからまあ、この反応もそれほど不思議なものではないのだろう。
国立天文台は、これ8年前に書いたよね、だからそっち読んでね、みたいな感じでさらっと終わらせてて面白かった。
節分の日が動き出す:国立天文台 暦計算室