黄昏通信社跡地処分推進室

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スーツをあつらえる

気がついたらスーツの尻に穴が開いていた。ガラケーならともかく(だめだけど)、スマホを入れっぱなしにしていたのはよくなかった。今は反省している。というわけでいつもの都民共済に作りに行ってもよかったのだが、妻がいろいろ調べてくれて、最終的にMさんおすすめの銀座の某店に行くことに。電話したらすんなり予約が取れたので、さくっと有休を取ってお店に向かう。銀座久しぶりだなー。空いてるのか混んでるのかよくわからん。
お店は思ったより小さく、後で聞くとスタッフはふたりなのだそうで(おれがいた時間にいたのはひとり)、お客様ひとりひとりに長い時間を使うのだ、とのこと。数えきれないぐらいの生地が並んでいて眩しい。まずはちょこちょこ仕事の内容とか職場の雰囲気とかスーツ何着持ってるかとか話しつつサンプル帳から生地を選ぶ。ここが一番時間かかったが結局濃紺の無地という一番無難な奴にした。そこからは採寸。イージーオーダーとはいえ今のスーツは曲がりなりにも自分のサイズで作っているので、そこから劇的に変わることはないみたいなのだが、裾だけははっきり長すぎると言われた。「座ると足首が丸見えになるって言いますけど、座ってる人の足首なんて誰も見ません」と趣旨も明快で納得する。そりゃそうだ。ほかにもいくつか身も蓋もないこと言ってて面白かった。ともあれひととおり巻き尺で寸法を測ってからは採寸用のスーツを着て今度はどんどんそれにピンを打っていく。こんな風にするのね。そして採寸が終わってからはオプションをいろいろ選ぶ。パンツの裾はシングルにした。あとは比較的無難な選択肢を選んでいった感じ。裏地は小さな柄が入ってるやつにする。無限にヴァリエイションはあるみたいだけど追加価格も無限らしいので……。というわけで結局二時間半ほど滞在して注文完了。四月下旬に出来上がってくるそうで、楽しみ。「全然違いますから」と断言されたけど、どうなるかな。