黄昏通信社跡地処分推進室

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『海底探検』 佐々木隼、 佐々木吾朗 オインクゲームズ,2015

2015 年にオインクゲームズから発表され、世界で 20 万本売れたという大ヒット作品。貧乏な冒険家たちが海底に宝物を探しに行く、のだけど、なにせ貧乏なのでみんなで一台の潜水艦をチャーターして、そこから探索を始めなければならない。空気は共有、深く潜るほどいいお宝があるけど、お宝を拾えば拾うほど移動速度は落ちて、空気の消費量も多くなる。さて、どこまで進んでから引き返す? という感じのゲーム。遺跡のチップを並べて盤面にするシンプルなデザインがよくて、単純なルールながら空気が共有であるという一点で駆け引きが生じるのが面白い。家族四人全員未プレイでやったら一回目は3ラウンドとも全員窒息死した。まあそりゃそうなるよね。それでちょっとコツがつかめたのでもう一回。ガチで勝ちに行こうとすると深入りした奴がひとり出た時点でみんな引き返し始めるのがどうも強いっぽい? ということでみんないくつかは宝が取れたけど割と安めだった。
ゲームとしての評価はまだちょっと保留するけど、コンポーネントのセンスが抜群に良くて、触っているだけでも楽しいのがよい。アナログゲームかくあるべし。売れるのもわかる。
公式サイト→https://oinkgames.com/ja/games/analog/deep-sea-adventure/