黄昏通信社跡地処分推進室

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おはなみ

この日は妻が仕事だったので、おれと娘で出かける。代々木公園へ。駅から公園へ向かう途中のいいパン屋がそこまで待ち列も長くなかったので並んでみたが、パンはおれの生半可な覚悟よりもさらに高く、うぐ、となる。かろうじてふたつずつ買ったがお会計は1600円を超えた。まあ外食したと思えば?(思えば何なんだよ) 公園は桜がいい感じで咲いていたが、ソメイヨシノの満開にはあと一歩というところ。中央広場でシートを広げて座ってみたら曇っていたけど空気がやたらあたたかく、花見にありがちな底冷え感はぜんぜんなかった。パンはめちゃくちゃおいしかった……。と、公園の職員さんがハンドマイクを持って巡回しながら花見は禁止、シートを広げての飲食はだめ、お酒もだめ、と告げて回っている。だめだったのか。とはいえ来た頃には食べ終わっていたのでどうしようもなく。隣にいた家族連れが直接注意されて、せっかく広げたところだったのに片付ける羽目になっていた。ううむ。

あとは自転車に乗る。娘がタンデムに乗りたいというのでタンデムにも乗ってみた。これは楽しいな。それから普通のも借りて、一時間がっつり乗って四周した。気候も気持ちいいし桜も美しいしスミレもあちこちに咲いてるし最高だった。さてついでに花畑でも見ていこうかねえ、と、売店でアイスを買ってそれをかじりつつ花畑に向かうと、なんと姉夫婦にばったり会う。いや地理的には完全に向こうのホームだから「なんと」は向こうの科白ではあるが、このバカでかい公園で示し合わせもせずにばったり会うというのも面白い。子供たちは一緒に遊び、おれと姉は花を見て回ったりなどした。向こうは午前中がピアノのレッスン、この後は16時から原宿のくら寿司に予約を入れているのだそうで、半端な時間になってしまったため大人は昼ごはんを食べてないらしく、義兄がめちゃめちゃお腹すいたと言っていたのが面白かった。ということで適当な時間に解散。帰りにもう一度いいパン屋に寄って妻に食パンを買って帰った。