黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

がっしょーこん

息子の学校の合唱コンクール。感染対策ということで保護者は生徒一人につきひとりまで、録画も写真撮影も禁止、録音も禁止。うーん。SNSとかに上げられるとあんまりよろしくない気はするのだが、個人的に保存しておくぶんには録画、撮影、録音あたりは許してくれないかなと思う。でなければ、せめて保護者ふたり入らせてくれないか。あまりにも厳しいというか、ほとんど意地悪しているように感じられてしまう。昨年まではDVDの販売があったみたいなのだが、今年からはそれも「人権に配慮するため」なくなったという。誰の人権にどのように配慮するとそうなるのだ?? とはいえそう決まったもんはしかたがない。厳正な抽選の結果、今回はおれが行くことになった。
学年ごとに課題曲が決まっていて、各クラスごとに課題曲と自由曲を一曲ずつ。一年生は混声三部合唱だった。ピアノの伴奏も各クラスの生徒がするのだけど、課題曲と自由曲でそれぞれ別の子が担当していて、つまり各クラス30人強で2人ずつピアノを弾ける子がいることになる。確か最相葉月の『絶対音感』だったと思うが、日本のこのあたりの音楽教育の手厚さはすごいみたいな話はどこかで読んだ記憶がある。実際みんなうまかった。で、これはいやな書き方になるが、住んでいるところの影響はけっこうありそうにも思う。あともうひとつ面白かったのは女子の方がはっきり少ないこと。もう都内の名門女子校で高校の募集があるところはほとんどないらしいのだが、こういう形で可視化されるわけだ。30人強のクラスで4~5人差だったと思うので小さくはない。で、ソプラノとアルトとテノールで分かれるので、ただでさえ少ない女子は二分されてしまう。結果、どこのクラスもいまいち音が取れてない男子の声が一番目立つ、みたいになり、中々に微笑ましかった。
息子のクラスは息子本人によると声は出てたというのだけど、ちょっと緊張しているかなという感じはあって、でもなかなかによくやっていた。息子の声と思しき声はわかったので、なるほど本人的には声が出てたのだろう。次のクラスがけっこううまくてもっと声も出ていたので優勝は難しかったかなというところだけど、よかったと思う。