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[なつがくればおもいだす] 心に残るゲームたち (20-2):『超絶倫人ベラボーマン』 小ねた集

■『超絶倫人ベラボーマン』 ナムコ/アーケード,1988
順番が前後したけど、今回はベラボーマンの小ねた集。箸休め的位置付けというかぶっちゃけおれが休みたいということで、思い出した順に小ねたをつらつらと書いてみよう。

アイテムテーブル

このゲームでは特定の敵を倒すと「福引券」がもらえて、10 枚集めるごとに「福引男」が画面上部から現れてアイテムを出してくれる、という変なシステムになっている。アイテムはおにぎり、ラーメン、寿司、波動弾、貫通拳、新幹線、オロ○ミンC、スカ、の7種類。どのアイテムが出るかは一見ランダムだが、実は各ステージごとにアイテム表があって、完全にそれに従っている。アイテム表のキーは「ステージ数」と、「そのステージに入ってから倒した敵の数」。例えば、1面から2面まで全て敵を倒し続けると2面の途中で最初の福引が引けて、これは波動弾が出るのだけど、どこかで一体だけ(福引券を出さない敵を)わざと倒さずに進むと、波動弾の代わりにラーメンが出る。
全部の面のテーブルを憶え切れるものでもなかったから実際にはあまり役に立たなかったが、それでも 14 面のゾルタンが出した福引券は取らないどこう、とか、知らないよりは知ってる方がいい程度の知識ではあった。

ジャドーハイジャンプ

大ジャンプしてから体が上昇している最中にジャンプキックを打つと、ジャンプの最高到達点がなにもしなかった時より若干高くなる。複数回打つと累積するため、かなり高さを稼ぐことができる。これを用いると通常届かないルートから進むことができて、例えば4面の忍者屋敷の入口で階段を経由せずにいきなり2階に上がれたりする。
こつはできるだけ早くキックを打つことで、早く打てば打つほど稼げる高度が大きい。しかしそういう風になる仕様ってのがいまいちよくわからない。

初号

読み方は「うごう」。所謂「永久パターン防止キャラクター」で、あるステージに一定時間以上留まると登場する、巨大な頭部のみのメカ。「ウゴー」「はやく たちされい!」という科白のあと、ビームをみーみー撃って来る。このビーム(といってもぎらぎら輝く棒状の存在なのだが)は喰らってもベラボーマンが吹っ飛ばずにその場でびりびり痺れるだけなので、当たり続けている間中パワーがどんどん減ってしまう恐ろしい攻撃だった。
面白いのは、特定のステージでは固定敵として登場すること。ステージ 17 ではゴール前に配置されていたので中々どきどきしたものだった。この時ばかりは福引男に対しても「おにぎりとかいいから早くどっか行って!」と内心思った。
永パ防止キャラだからもちろん倒せない。と、言いたいところなのだが、初期ヴァージョンでは倒せたために、初号で永久パターンが作れる、という本末転倒極まりないことになっていたらしい。ナムコは『ドラゴンバスター』におけるケイブ・シャークの失敗から1ミリグラムたりとも学んでいなかったと見える。

ピストル大名

忍者屋敷ステージに登場する敵。画面右端を上下に動きながら、頭のピストルからロケット弾を撃ってくる。三回攻撃を当てると土下座して謝り始めるが、数秒経つと再び攻撃してくる。もう一度それを繰り返した後、三回目に三回攻撃を当てると「つぎは かいしんしようと おもっていたのに、、」とのたまったあげく最後にロケット弾を一発撃って去る。最初は面白いが正直うざいだけで全然強くなく、ひたすらめんどくさい敵だった。後年このキャラクターを主人公にした『ピストル大名の冒険』という奇妙なシューティングゲームが発売されているが、それはまた別の話。

わや姫

おなじく忍者屋敷の敵。名前には姫とついているが(多分)くのいち。火炎の術で攻撃→くないを3本続けて投げてくる→体当たり→最初に戻るを繰り返す。これまたあんまり強くないが、こちらは少なくともめんどくさくはない。しかしアニメパターンが少な過ぎて火炎の術とか何やってるかよくわかんないんだよな。四回攻撃を当てると倒せる。倒すと爆発するので多分ロボットかなんか。わや姫萌えの人とかもそれなりに居ると思うが、個人的にはぐっと来なかった。

海中のボス

ツインスキュレーンは首を二本倒すと胴体だけになり、胴体に1回攻撃を当てると逃げ出すが、もう1回当てると倒せる。前に出ながら弾を二発撃つと間隔が詰まるので当たりやすい。3面のは比較的簡単に倒せる。7面以降のは鉄球があるので倒しづらいが、タイミングをうまく取ればやはり倒せる。
アトランチス大王は子分4人を倒すと「よくもこぶんをころしたな! このカタキはきっと、とる」とか言いながら逃げ出してしまうが、子分を全部倒してから大王が逃げ出す前に1回でも攻撃を当てると倒せる。子分の耐久力は5発なので、右下の子分だけ残してさらに4発当てておき、右上に動きながら弾を二発撃って一発目が子分、二発目が大王に当たるようにすればよい。

バクダいわ

19 面のスタート地点から少し進んだところに青い爆田博士の顔の形をした岩がある。攻撃すると「バクダいわはようすをみている」というメッセージが出る。10 回ぐらいなぐると突然「バクダいわはメガテンをとなえた!」と出て変な風に光り一瞬ひやっとするが、「MPがたりない!」「バクダいわはにげだした」とか言って画面右の方にすうっと滑って行ってしまう。

ゾルタン×ブラックベラボー

18 面は敵が2体しか出ないシンプルな面なのだが、その2体がゾルタンとブラックベラボーというボスキャラで、しかも同時に出てくる。15,16,17 と中々厳しい面が続いた後でもあり、前半の山場と呼ぶに相応しい面になっている。
が、ゾルタンとブラックベラボーは厳密には同時には登場せず、わずかにゾルタンの方が左に配置されている。これを利用して、最初にゾルタンとだけ戦うことができる。スタート地点から、少し右に歩いてはすぐ左に向いて止まる、という動きを繰り返そう。画面のスクロールが止まったら、また右に少し歩いて左を向いて止まる。これを続けていると、画面のかなり右の方まで行くことができる筈だ。
スタート地点で右の方に見えている東京ガスのガスタンクと重なるぐらいまで来たら、さらに小刻みに右に進んでは左を向く。ゾルタンの「フォフォウ」という声が聞こえたら、すぐに画面の左側に動くこと。上手く行けばゾルタンが登場することで画面のスクロールが止まるので、ゾルタンを倒すまではブラックベラボーが出て来ることはない。上手く行かなければ続けて「勝負だベラボー」という声が入るので、あとはまともに戦うしかない。
まともにやるときは、ゾルタンには決して攻撃せずとにかくブラックベラボーを先に倒すこと。ぜったいに。しんどいけど、ゾルタンがエネルギー弾モードに入ったらもっとしんどい、というか終わっているので。

長文メッセージ

前々回の最後に書いた長文の隠しメッセージ、憶えているものだけ場所を書いておく。実際にプレイすれば多分出せる(と思う)のだが、机の前で思い出そうとしてももうどこが何面だかごちゃごちゃになっていて、時の経過を痛感する。

あさひのなかでたべたタマゴかけゴハン
おそらく 12 面。忍者屋敷のステージで、木々の間に鉄球や要石が配置されたギミックのある面。序盤と後半に同様のギミックがあるが、後半の方の、一番手前の木とその次の木の間、鉄球がふたつ配置されている穴に落ちると見ることができる。この穴に落ちると地下に行けて若干楽に進めるが、ひとつ右の穴から落ちる方がダメージを受けないで済むのでより楽だったりする。
コロッケソバいとしきソバよ
15 面? 町内のステージで、左側に平らな台、一ブロック分の溝を挟んで右側に少し高い下りの階段、溝の上に要石、という地形のところ。要石に乗れば問題なく進めるのだけど、要石が上に上がるのを見送ってから溝の底に降りてしゃがむと見ることができる。メッセージを見たあとはすぐに左に中ジャンプして台に乗らないと要石につぶされる。
あかんぼかかえてどこまでも
これも 15 面かな? 町内のステージの終盤、鉄骨の間を進んで行き、一旦左下に進んで右に進むのが正しいところなのだけど、敢えて左上に進んで鉄骨の上にあがり、さらに画面左端に見える鉄骨の上に向かってジャドーハイジャンプすると見られる。メッセージの最後が「きなさい」だったので、その先に進めるのかな、とか思っていろいろ探してしまったのも懐かしい思い出。
わたしはピーターパックラット
これメッセージしか憶えてない。中盤以降の町内ステージで、確か高いところからわざわざ下に降りると見られるんだったような……。
他に憶えてる方いらしたら教えてください。

というわけで

ぐだぐだだけど、今週はこれまで。