黄昏通信社跡地処分推進室

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エコバッグはもういい。

今のタイトル下の文はこうなっているのだが(あとで読む人のために引用)

なあ、そろそろ誰か言ってやれよ。これ以上エコバッグ作っても、ごみ増やすことにしかならねえよ。

これは妻が「もうこれ以上エコバッグをばらまくのは全然エコじゃない」と言った*1のに由来している。
エコバッグってのは「そういう概念に名前をつけた」という点においていい発明で、買い物袋を持参しましょうみたいな話はずっと以前からあったわけだから、それに名前をつけることによって長ったらしい説明を省くとともに買い物に限定されない使い方まで示すことができている、というところがよかった。
でも、エコバッグで一番得をしたのはたぶん、ペナペナの化繊の袋を限定エコバッグと言い放って三千円とかで売ってたブランドの中の人たちだ。
環境*2を商売にすること自体は悪いことではない。むしろ、環境に寄与することが商業的にもプラスになる(消費者の選択の基準に環境負荷という観点が入ってくる)のであれば、それはよいことなのだけど、もはやエコバッグについては概念としてもものとしても充分行き渡ったんじゃないのかな。少なくとも日本においては。

*1:この人の、こういうことをぱっと言えるところがおれは好きだ。

*2:環境:すげえあいまいだけどここではスルーしてね。環境にいいっぽいことが本当に環境にいいのか?みたいな話は常にあって、それは特に商売に結び付いているときは警戒しなければいけないんだけど(たとえばエコカーって長期的に見て本当に環境負荷低いのか、とか)、ここではそれは問題にしない。